PERSONA OA 明智コープ

誤字脱字があったらごめんなさい

OA主人公の名前は(苗字)(名前)で表記します

 

 

噂の探偵王子 ルブラン1F
「あれ、君は…
ちょっといいかな?」

『なんですか?』
「そんなに警戒しないで。
少し、聞きたいことがあるだけだよ。」

『…………』
「…ごめんね、急に話しかけちゃって。
少し、聞きたいことがあるんだ。」

「ちなみに、君は…学生かな?」

『そうです』
「ああ、よかった。
違うって言われたら、
どうしようかと思ったよ。」
「でも…
ただの学生ってわけじゃない、よね。」

『違います』
「え…そんなはずは…」
「…なんてね。
僕に嘘をついても意味ないのに。」

「さて、立ち話もなんだから…
隣に座ってもいいかな?」
「実は、君のこと
怪盗団の皆から聞いてるんだ。」
「怪盗団見習い、なんだろう?
どんな人なのか気になって、
会ってみたくなってさ。」
「…って、そうそう。
自己紹介もまだだったね。」
「僕は明智吾郎(あけちごろう)。
ちなみに僕のことは…」

『探偵王子』音符1
「あはは、さすがに
知ってるみたいだね。
光栄だな。」
「まあ、怪盗にとって探偵は
天敵だから当たり前だろうけど。」

『知らない』
「君、テレビとかあまり見ない人?
ダメだよ、情報収集はちゃんとしないと。」
「怪盗にとって、僕みたいな探偵は
天敵みたいなものなんだからさ。」

「というわけで、怪盗団見習いの君には
職業柄、興味があるんだ。
気を悪くしないで欲しい。」
「ねえ、よかったら
また話を聞かせてくれないかな?」
「君が暇なときにでも、ね。」


有意義な暇潰し 電気店
「やあ、君か。
こんなところで何してるの?」

『びっくりした!』
「ああ、驚かせてごめんね?」

『何の用?』
「前にも言っただろ?
君に興味があるって…」

『そっちこそ』
「ああ、僕かい?
ちょっと時間が空いちゃってね。」
「暇潰しと情報収集を兼ねて、
散歩中ってところかな。」

「…ふむ、どうやら君も
暇をもてあましてると見た。」
「よかったら、少し話をしないかい?
この後の予定がなければ…だけど。」

『友達と会う』
「へえ、友達…か。」
「交友関係はその人を映す
鏡のようなものだからね。」
「怪盗団見習いには
どんな友人がいるのか気になるな…」
「僕もついていっていい?」

『カフェに行く』
「それって、1人で行くつもり?」
「…そうか。せっかくの休日だもんね。
1人で落ち着きたい気持ちはわかるよ。」
「あ、でもせっかくだし
僕とお茶でもどう?」

『家に帰る』
「せっかくの休日なのに、
どこにも寄らないのかい?」
「まあ、家が一番安心するって
気持ちはわかるけど…」
「このままサヨナラも寂しいからね。
よかったらお茶でもどう?」

「…なーんてね。」
「是非ともご一緒したいところだけど、
この後テレビの収録なんだ。」
「だから、残念だけど
またの機会にするよ。」

『人気者だ』
『さすが探偵王子』
「別に、そんな大層なものじゃないよ。」
「僕はどこにでもいる普通の高校生さ。
君達、怪盗団に比べれば…だけど。」
「なのに、こうして変に持ち上げられると
敵も多く作ってしまうし…
勘弁して欲しいところだね。」
「じゃあ、そろそろ行くよ。
また今度、どこかで。」


僕のこと疑ってる? 映画館
「やあ、奇遇だね。
今日は一人で映画鑑賞?」

『またか…』
『まさか尾行?』
「…あれ?もしかして、
尾行してたんじゃないかって
疑ってるのかな?」
「ハハッ、そんなことしないよ。
僕だってヒマじゃないんだからさ。」
「ところで、何を見るつもり?
僕も時間が空いてるし…
便乗させてもらおうかな。」

『推理サスペンス』
「探偵の僕と推理サスペンス…か。
なかなか面白い選択をするね。」
「せっかくだし、推理対決でもする?
どっちが犯人を当てられるかってさ。」
「うーん、それなりに面白かったとは
思うんだけど…」
「序盤のヒントが多すぎて、
犯人がすぐわかっちゃったのが
勿体なかったな。」
「せっかくの君との勝負も
あれじゃあ話にならなかったしね。」

ラブロマンス』
「君、そういうのも見るんだね。
これは想定外だったな…」
「まあ、大衆の心理を学ぶという
意味では最適か。」
「じゃあ、早速見に行こう。」
「…意外、と言ってはなんだけど、
思った以上に楽しめたよ。」
「それに、ラストのどんでん返し…
あれは上手かったね。」
「脚本の質も高いからこそ、
ここまで人気が出るのかもしれない。」
「意外性って
どの場面においても
重要だからね。」

『フルCGのアニメ』
「確かに家で観るよりも、
劇場で見た方が面白そうだ。」
「それに、こういうのは久しぶりで
ちょっとワクワクするよ。」
「予想以上に素晴らしかったよ。
最近の映画ってすごいな…」
「魔法みたいに、CGで
なんでも出来てしまうなんてさ。」
「まるで君達、心の怪盗団みたいにね。」
「…なんて、ちょっと
意地悪だったかな?」

「今日はおかげで楽しかったよ。
君には感謝しないと、ね。」
「新しい映画は、捜査や打ち合わせでの
会話のネタにもなるから…」
「世間の流行としても、なるべく
押さえておきたいと思ってるんだ。」
「君はそういうの、どう思う?」

『同意見だ』音符2
「へえ、そうなんだ…
君と僕って、思考が似ているのかな?」
「だから、こうして色々な場所で
出会うのかもしれないね。」
「…約束もしてないのに、さ。」

『興味がない』
「ふうん、今時珍しいと言えばそうだけど、
君らしくもあるね。」
「君は周囲の意見に流されない強さを
持ってるみたいだからさ。」

『考えたこともない』
「もしかして、普段から何も考えずに
本能で動いてるタイプ…?」
「それはそれで興味深いな…」

「さてと、ゆっくり出来なくて悪いけど
そろそろ行かないと。」
「今日は会えてよかったよ。
またひとつ、君の事を知れたしね。」
「それじゃ、またどこかで
会えるといいな。」


プライベートな時間 もんじゃ屋
「まさか、こんなところでも
君の顔を見るなんてね。」
「これも偶然かな?
それとも…君が僕を尾行してるとか?」
「…なんて、そんなことしても
君にメリットはない、か。」
「ところで、君は何を注文するの?」
「僕、このお店初めてで…
オススメがあったら教えてくれるかな。」

『新発売!
ギガ辛もんじゃ』
「へぇ…君、辛いものが好きなんだ?」
「僕もこれを注文する
つもりだったけど、君が選ぶなら
別のメニューにするとしよう。」
「あとで、是非
感想を聞かせて欲しいな。」

『店長オススメ!
海鮮もんじゃ』
「なるほど、王道で定番だね。」
「いや、もちろん
それが悪いなんて言ってないよ。」
「お店が自信を持って薦める一品だ。
まず外れはないだろう。」

『いまだけ半額!
サービスもんじゃ』
「へぇ、期間限定で値引き中なんて
メニューもあるんだ?」
「食材をまとめて仕入れすぎたか…
それとも、単価が安い…?」
「いや、邪推はよくないね。」
「懐事情にやさしいお店、と
しておくことにしよう。」
「この辺りは学生も多いからね。」

もんじゃ焼き、久しぶりに食べたけど
とても美味しかったよ。」
「それに、こうしてプライベートで誰かと
食事をとるなんて滅多になくて…」
「ああ、いやなんでもないよ。」

『大丈夫だ』音符2
「そう言ってもらえると嬉しいね。」
「僕も君と過ごす時間は有意義で
好ましいと思っているよ。」

『興味ない』
「一刀両断、か。」
「君らしいと言えば、
君らしい答えだけれど。」

『わからない』
「そっか。でも、少なくともこうして
話に付き合ってくれるくらいは」
「僕のことを気にかけてもらってる…
と、思ってもいいのかな?」

「うん、今日は良い時間だったね。
君の新しい一面も知れたし…」
「それじゃあ、
これで失礼するよ。」
「また機会があれば
ゆっくり食事でもしよう。」


偶然と必然 古書店
「ああ、君か。
偶然もここまで続くと必然かな。」
「なんとなく、また会えるような
気がしていたよ。」
「君も本を探しに来たのかい?」

『欲しい本がある』
「そう、目当ての本があるんだね。」
「君がどんなものを読むのか、
それはそれで気になるな…」
「よかったら、タイトルを教えてくれる?」
「探すついでに、僕も同じものを
買ってみようかなって思って。」
「もちろん、在庫があればの
話だけどね。」

『特に決めていない』
「そう、ただの暇潰しってことかな?」
「じゃあ、僕がオススメの本を
いくつか紹介してあげる。」
「少しは退屈も紛れると思うよ。」

『売りに来た』
「なるほど、先にその大きな荷物に
気づいておくべきだったね。」
「…ちなみに、どんな本を売るつもり?」
「ああ、ごめん。君がどんな本を
読んでるのか気になっちゃってね。」

「ほら、本って情報量の
密度が高いだろう?」
「知識だけなら、普通の書店…
もしくはデジタルでも大体は事足りる。」
「でも古本って、一度人の手に
渡ったものだからさ。」
「どう扱われていたのか、
どんな人が所有していたのか…」
「そういう、人の情報が追加されていて
探偵にはうってつけなんだ。」
「もはや職業病だよね、これって。」

『そうかも』
「ま、探偵としての名に恥じないように
日々研鑽を積まないといけないしね。」

『着眼点が…』
「あはは、確かに。
普通の人はこんなこと、考えないか。」

『そうかな?』
「意識はしてないけどね。」

「ほら、君だって怪盗見習いとして
ついやってしまうことってあるだろ?」
「例えば、ターゲットの情報を
詳しく調べたり、ね。」
「ああ、でもそれは僕も同じか。」
「切れるカードは多ければ多いほどいい…
君もそう思うだろ?」
「それじゃあ、僕はこれで。
またどこかで会おう。」


探偵と怪盗の関係 ファミレス
「やあ、こんな所で
会うなんて奇遇…
でもないか。」
「なんとなく、会えるような
気がしていたよ。」
「ところで、君は1人みたいだけど…
怪盗団の皆とは一緒じゃないのかな?」

『そっちこそ』
「一応、君達怪盗団とは
相容れない存在だからね。」
「表立ってつるむこともないし…
1人の方が気楽なんだ。」

『1人の方がいい』
「ああ、確かに。」
「他人がいると
わずらわしいことも
多いしね。」

『偶然だ』
「そうだね、君って
交友関係広そうだし。」
「でも、僕としてはラッキーかな。
声もかけやすいし…」
「何より、1人の方が気楽だからね。」

(※前の選択肢への返答から続き)

『友達がいない?』
「…別にそういうわけじゃないよ。
僕にはこの方が性に合ってるだけだ。」
「それに…」

『同感』音符2
「分かってもらえたようで嬉しいよ。」
「だって…」

「…いや、なんでもない。」
「ああ、でも君とこうして
話すのはそんなに苦じゃないかな。」
「有益な情報を得られることもあるしね。」
「うん、君とはこれからも
友好な関係を続けていきたいな。」
「怪盗団の皆のことも色々と知りたいし…」
「そうだ、僕がいないときの
彼らが何してるのか教えてくれない?」
「どんな些細なことでも良いからさ。」

『わかった』
『少しだけなら』
「ありがとう。
彼らとも仲良くしたいからね。
情報があると助かるよ。」

「もう、こんな時間か…
そろそろ行かないと。」
「今日は面白いことも
たくさん聞けて
とても有意義だった。」
「それじゃあ、またね。」


イメージ戦略 原宿
「また会ったね。
今日は買い物かい?」
「僕も服を探しに来たんだけど…」
「そうだ、せっかくだし
君に服を選んでもらおうかな。」
「代わりに僕も君をコーディネイトする
っていうのは、どう?」
「安心してよ。ちゃんと君に
似合うものを選ぶからさ。」
「とりあえず、これなんてどうかな?」
「この帽子、羽根飾りがカッコいいよね。
英雄ロビンフッドって感じでさ。」

『カッコいい』
「……。」
「いや、ごめん。
まさか本気にするなんて思わなくて。」

『ま、まあ…』
「ふふっ、冗談だって。」
「こんなの身に着けるなんて
怪盗団の時くらいしか無理だろうね。」

『自分には
似合わない』
「だろうね。」
「こんなの身に着けるなんて
怪盗団の時くらいしか無理だし。」

「からかって悪かったよ。
次はちゃんと真面目に選ぶから、ね?」

『約束してほしい』
「勿論、探偵の名にかけて。」
「代わりに君も僕の服を
選んでくれよ?」
「ちゃんと似合うやつをさ。」

『……』
「そんなに心配しないで。
大丈夫だから。」
「代わりに君も僕の服を
ちゃんと選んでくれよ?」

『信じられない』
「怪盗と探偵は騙し合いが
基本だからね。」
「とはいえ、もうしないさ。」
「これ以上、からかうと
君も変な服を選んできそうだし…」

「…じゃあ、さっそく
服を見繕いに行こうか。」
「君がどんなのを
選んでくれるか楽しみだよ。」
「さて、と…決まったかな?
君が選んでくれたのって…」

『茶色のPコート』音符2
「へえ、シンプルでいいじゃないか。
普段使いしやすそうだな。」

『チェック柄の
マフラー』音符2
「グレーに赤のチェック柄、か…
シンプルだけど華があるね。」

『緑のセーター』音符1
「緑の…チェック柄のセーターか。
上品で落ち着いた色合いだ。」

「うん、僕のイメージにもピッタリだし
とても気に入ったよ。」
「…人間は視覚の情報が
大半を占めているからね。」
「身にまとうものや態度で
その人のイメージはほぼ固定される。」
「だからこそ、人にどう見られるかを
意識していないといけないんだ。」
「つまり、高校生探偵としての
イメージ戦略の一環というわけさ。」
「だから、本当の僕は…」
「いや、ちょっと喋りすぎたかな。」
「さ、次は僕が選んだ服を見てくれ。
きっと君も気に入ると思うよ。」
「…もうこんな時間か。
そろそろ仕事に行かないと。」
「まったく、この街は
事件が多くて困っちゃうよね。」
「まあ、おかげで僕みたいなのにも
仕事が来るんだけど…」
「あ、そうそう、今度の日曜日
テレビの収録があるんだ。」
「もし良かったら、見学に来ない?
アシスタントが必要でさ。」
「はい、僕の名刺を渡しておくよ。
興味があったら連絡して。」
「それじゃ、またね。」


怪盗団は正しい? 渋谷駅前
「今日は来てくれてありがとう。」
「おかげで、収録もスムーズに進んだよ。」
「リハも含めると
結構な時間だったけど、
退屈しなかった?」

『面白かった』音符2
「そう言ってもらえるなら、
誘ったかいがあったかな。」
「普段はなかなか
体験しないことだしね。」
「勿論、怪盗団の方が
よっぽど稀有な経験だと思うけど。」

『緊張した』
「へえ…怪盗団の活動よりも?」
「向こうのほうがよっぽど
緊張すると思うんだけどな。」

『有名人に会えて
楽しかった』音符1
「ああ、ゲストにも何人か来てたしね。」
「でも、君もある意味有名人だろ?」
「見習いとはいえ、世間を騒がす
怪盗団の一員なんだからさ。」

「今回の収録だって、僕に向けられた
質問は怪盗団のことばかりだった。」
「みんな、好き勝手に
意見を出し合ってるけど…」
「……。」
「君らがただの犯罪者じゃないことは
僕もよくわかっているつもりだよ。」
「でも、どれだけそこに正義があっても
法から外れてしまっては
国や人の在り方から逸脱してしまう…」
「そういったものを正義として
受け入れることは法治国家の敗北だ。」
「君は…それでも怪盗団が正しいと
胸を張って言える?」

『もちろん』
「…愚問だったか。」
「そうだね、君はそういう人だ。
でも、もう一度よく考えて欲しい。」

『……』
「ごめん…
意地悪なこと、聞いちゃったかな。」
「でも、君にはよく考えて欲しいんだ。」

『わからない』
「そうだね、簡単に出せる答えじゃない。」
「だからこそ、君には
よく考えて欲しいんだ。」

「その力の使い道を…」
黄文字「~♪」
「ああ、ごめん。僕の携帯だ。
ちょっと待ってて。」
「…どうやら、今日はここまでかな。」
「ちょっと呼び出されちゃってね。
失礼するよ。」
「いつかまた、
君の考えを聞かせて欲しいな。」
「それじゃあ、また。」


本音を話せば… 海浜公園
「ああ、君か。
こんなところでどうしたの?」
「君、学生でしょ。
授業中じゃなかったっけ。」

『お互い様』
「僕は仕事。
ちゃんと学校から許可も貰ってるよ。」
「どこかのサボり魔と
一緒にしないでくれる?」
「そういう開き直る様、
君のとこのリーダーそっくりだ。」

『今日は休み』
「休みと書いてサボると読む…
ってところかな?」
「君って案外、悪いヤツだよね。」
「そういうところ、
君のとこのリーダーそっくりだ。」

『息抜きしないと』
「堂々とサボり宣言?」
「意外と大胆なとこあるよね。
君のとこのリーダーそっくりだ。」

「やっぱり、見習いだから
手本にしている相手に似るのかな。」
「君も、彼も…本当…」

『どうかした?』
『何が?』
「いや、ちょっと思うところがあってね。
ごめん、君に当たってしまって…」

『機嫌が悪い?』
「…ハハ、君にバレるくらい
今の僕ってわかりやすい?」
「ちょっとね、君のとこのリーダーの
成長速度を見てたら焦ったんだ。」
「…彼にだけは
負けたくないなって思ってさ。」

「さ、気持ちを切り替えて
僕も頑張らないと。」

『応援してる』音符3
「うん、ありがとう。
最良の結果となるよう、努力するよ。」
「最良の、ね…」

『無理は禁物』音符1
「…びっくりした。
まさか君に心配されるなんてね。」
「大丈夫、自分のことは自分が
一番よくわかってるからさ。」

『充分頑張ってる』音符2
「…そう、かな。」
「でも、なら…どうして、こんなに…
なんで僕には…」
「…なんて、ね。
まだまだだな、僕も。」

「…ああ、もうこんな時間か。
そろそろ帰らないと不味いんじゃない?」
「僕はもう少しだけ、ここにいるよ。
色々と考えたいからさ。」
「次は話を聞いてくれたお礼に
何か手土産でも持っていくよ。」
「その時は君の考えを…
いや、なんでもない。」
「それじゃあ、またね。」


それぞれの正義 ルブラン1F
「こんにちは。
君がルブランにいるって聞いてね。」
「勿論、前に言ってた手土産もあるよ。」
「隣、座っていいかな?」

『どうぞ』音符2
「ありがとう。」
「…って、なんだか初めて
出会った時みたいだね。」

『……』
「ま、許可なんか今更か。」
「…って、こうしてるとなんだか
初めて出会った時みたいだね。」

『懐かしい』音符1
「ああ、確かに。」
「君と初めて出会ったのも
ここで、だっけ。」

「なんだか、すごく昔のように
思えるけど…」
「実際、僕らって知り合ってから
1年にすら満たないんだよね。」
「こんな短期間でここまで
喋るようになったのって
君と、君のとこのリーダーぐらいだよ。」

『普通だ』音符2
「君たちにとっては、だろ?
僕には充分珍しいよ。」

『そう?』
「そのコミュ力、ある意味才能だよね。」
「君たちには普通かもしれないけど
僕にとっては充分珍しいことだよ。」

『仲間だから』音符3
「…仲間、ね。」
「それが君たちの
いいところでも
あるんだろうけど…」
「いつか痛い目を見るかもしれないよ?」

「それに、最初に言っただろう?
僕は探偵で、君たちの天敵だって。」
「だから僕は、最初から最後まで
主張を変えるつもりはない。」
「怪盗団の正義は認められないから。」
「…君は、どう?」
「あの時の問いの答え…
答えてくれるかな。」

『怪盗団を信じる』音符3
『自分は
怪盗見習いだ』音符2
「…そっか。」
「いや、君ならそう答えると思ってた。」
「なら、きっとこの先
僕らが対峙する時が来るだろう。」
「その時は、絶対に勝ってみせるよ。」
「フフッ、楽しみだな。」

『……。』
「…まだ迷ってる?」
「でも、きっとこの先
僕らが対峙する時が来るだろう。」
「その時、君がどうするのか…
楽しみにしてるよ。」