PERSONA OA 惣治郎コープ

誤字脱字があったらごめんなさい

OA主人公の名前は(苗字)(名前)で表記します

 

(憤怒に断ぜられし途の各難易度クリアで発生)
喫茶ルブランのマスター 地下通路
「おい、お前
蓮の友達だろ?」
「確か…
名前は(苗字名前)、だったか?」
「蓮から聞いてるぜ。
いつも世話になってるみてえだな。」
「いきなり話しかけて悪ぃな。
アイツ、ウチの店の二階に
住んでんだよ。」
「俺は喫茶店ルブランのマスター
「佐倉惣治郎(さくらそうじろう)」だ。」

『はじめまして』音符1
「ほう…なかなか礼儀が
なってるじゃねえか。」
「こっちこそ、よろしくな。」

『ここで何を…?』
「俺か?
ブラついてんだよ。」
「まったく、
一人だなんて寂しいもんだぜ。」

『デートですか?』
「だったら良かったけどな。
御覧の通り、一人だよ。」

「今日はこの辺の飲食店を
調査でもしようかと思ってな。」
「流行りのメニューってのを
食べ歩いてたんだ。」
「うちも飲食やってるからね。
若い娘もいるし、話題づくりも
兼ねてって感じだけどよ。」
「今は写真撮った時に
見栄えするメニューが
いいっていうじゃねえか。」
「ウチの店も若いヤツにウケる
ようなメニューでもありゃ、
あいつらも喜ぶかもな…」

『そうかもしれない』音符1
「だろ?」
「世情に疎くても生きていけるが、
知ってる方が有利に動ける。」
「そういうモンだろ。」

『あいつらって?』
「ああ、ウチの奴の友達が
店によく出入りしてんだよ。」
「若者向けのメニューでも出したら
驚くんじゃねぇかと思ってな。」

『コーヒーと
カレーは?』音符2
「ほう、ウチの看板メニューを
知ってんのか。」
「もちろん、ウチの自慢は
コーヒーとカレーだ。」
「だが、それとは別に
変わり種があっても面白いだろ。」

「ま、もともと道楽半分で始めた
ような小さな店だけどよ…」
「今じゃ結構、気に入ってんだ。
来るのを楽しみにしてくれる
お客さんもいるしな。」
「別に、店を流行らせたいって
訳じゃないが…」
「喜んでくれる連中がいるなら、
やってもいいかと思ってな。」

『楽しみだ』
「ま、思い立ったはいいものの、
どうするかまでは未定だけどな。」

『応援する』音符2
「そいつは有難い。
思い立ったはいいものの、
どうするかまでは未定なんだよ。」

『素敵なマスターだ』
「おいおい、おだてたって
カレーくらいしか出せねえぞ?」
「それに、思い立ったはいいものの
どうするかまでは未定だ。」

「そうだ、お前…
この辺りで話題の店
知らねえか?」
「若い子に人気っていうの?
情報あったら、教えてくれよ。」

荻窪のラーメン店』
「あー、ラーメンね。
そういや最近、食ってねえな。」
「昔なら大盛りで
注文したんだがな…」

『銀座の高級寿司屋』
「銀座の寿司だぁ?
回らねぇやつだろ、それ。」
「てか、あんな高い店に
若者が入ってるのかよ?」

『新宿のバー』
「まさか…
お前、そんな店に
出入りしてんのか!?」
「大体、そういう店は大人が行く場所だ。
若い子は行かねえだろうがよ…」

「にしても、お前…」
「ウチは喫茶店だ。
参考にするにしても
店の種類が違いすぎるだろ。」
「喫茶店って言えば…
たしか、メイドが接客して
くれる店があるんだろ?」
「そことかどうだ?
なんでも、若い子に人気だって
聞いたことがあるんだが。」

『奇妙な場所だ』
「奇妙…?
聞いてた話と違うな。」

『ご主人様になれる』
「主人になる?
んなの、特別なことでもねえだろ。」
「…よく分かんねえけど、
そんなのがウケてるのか?」

『にゃんにゃん
される』
「なんだ、猫でもいんのか?」
「飲食店で動物は考えモンだが、
猫ってのはどうしてもアレだ…
つい撫でたくなっちまう。」

「ま、百聞は一見に如かずだ。」
「どんなメニューが
揃ってるのかも、気になるし
今度行ってみるか。」

『楽しんできて』
「ああ、どんな店なのか
しっかり見させてもらうとするか。」

『予習しておいた
方がいい』
メイド喫茶、入るのに
勉強しとく事があんのかよ…?」

『止めはしない…!』
「なんだ?
訊きてえよ、止めなきゃなんねえ
理由ってヤツがあんならよ…」

「とにかくだ。
そういうわけだから、今度の休日に
付き合ってくれねぇか?」
「さすがに、若者向けの店に
一人で行くってのもな…
協力してくれると助かるんだがな。」

『手伝おう』音符2
「悪いな、恩に着るよ。」

『お金がなくて…』
「んなの、こっちで持つよ。」
「俺が誘ってんだから、当然だろ。
変な気は遣わなくていい。」

『よろこんで
ご主人様』
「なんだ、そのご主人様ってのは。
変な感じだな…」

「とりあえず、決まりでいいな?」
メイド喫茶ね…ウチの娘が聞いたら
えらく食いつきそうだな。」
「じゃ、(名前)
当日はよろしくな。」


メイドカフェ初体験 メイドカフェ
「ここがメイド喫茶か…」
「今どきの若いヤツってのは、
こんな店に出入りしてんのかよ。」
「俺にはどうも、理解できねえな…」
「まぁ、喫茶って言うくらいだ。
きっと参考になるモンもあるだろ。」
「早速、勉強させて
もらうとするかね。」

『せっかくだし
楽しもう』音符2
「ああ、もちろんだ。
こういう機会は大切にしねえとな。」

『メイドが可愛いな』
「思ってたより若いんだな。
ウチの娘と大差ないって思うと、
少し複雑な気になっちまう。」

『お腹が空いた』
「お前は食欲優先、か。
まあそれもいいだろ。」
「食いたいもん注文していいぞ。
付き合ってもらってる礼だ、
遠慮すんなよ。」

「メニューは…
ほっこりコーヒー、あっちっティー
かきかきオムレツ…?」
「へぇ、メイドが
オムレツに絵をねぇ…」
「コーヒーに絵を描く
ラテアートっていうのも
人気があるんだろ?」
「これならウチの店でも、
メニューに加えられるかもな。」
「オムライスならウチのメニューに
あるし、ラテアートってのも
簡単なヤツなら出来そうだ。」

『面白そうだ』音符2
「そうだろ?
やってみる価値は
あると思うんだ。」

『できるのか…!?』
「できるとか、
できないの話じゃねえ
やってみるんだよ。」
「やる前から諦めるのは
論外ってヤツだ。」

『ギャップに
萌える!』
「も、萌え…?」
「よく分かんねえが、
悪くねえってことか?」
「なら、決まりだ…!」

「よし。そうと決まったら、
早速注文してみるか…」
「オムレツにラテアート。
パフォーマンスも売りなんだろ?
メイドの実演を見てみないとな。」
「メ、メイド喫茶ってのは
あんなサービスするのかよ…
正直、度肝を抜かれたぜ。」
「カフェラテはホットココアになってるわ、
オムレツは『唯我独尊』って
書こうとして失敗するわ…」
「うっかりすぎるだろ。」
「まあ、そのうっかりさが
ここの売りだって言われたら
そうなのかもしれねいけどな…」
「まあ、これと同じパフォーマンスは
さすがに無理だが、
雰囲気はだいたい分かった。」
「要は茶目っ気ってか、遊び心だろ。
見て楽しめる要素が
若者にウケる要因なんだな。」
「ま、こんなオッサンがやっても
誰も嬉しくないかもしんねえけどよ。」

『大事なのは愛情だ』音符1
「はは、そうだな。」
「確かに、大事なのは愛情だって
メイドさんも言ってたしな。」
「オーダーミスはさすがに
どうかとは思うが…あれも愛嬌か。」

『絶対に需要はある』
「本当かよ…?」
「お前、こんなオッサンが
愛情注入☆とか言ってたら
気持ち悪ぃだろうがよ…」
「ま、ウチはパフォーマンスじゃなく
真心で勝負だ。」
「大事なのは愛情だって
メイドさんも言ってたしな。」

『カリスマスター
になれるな』
「やめてくれよ。
そういうのはガラじゃないんでね。」
「ただ、あいつらが喜ぶなら
やってみるかって程度で…」
「…って、なに言わせんだよ。
俺のことはいいんだ。」

「…とまあ、あれこれ考えちゃいるが
結局ウチの看板は
カレーとコーヒーだからな。」
「その味を守りつつ、
新しいことも取り入れる…か。
今まで考えたこともなかった。」
「時代ってのは、嫌でも
少しずつ変わってくもんだねえ。」
「ウチの娘もちっこかったのに、
気づけば背も伸びて
今じゃすっかり大人の女だよ。」
「…って、つい話が反れちまった。
ヘンなこと聞かせちまって悪いな。」

『もっと聞きたい』
「あほ、もう終わりだ。
小っ恥ずかしくなってきちまった。」

『色々と協力しよう』音符3
「助かるよ。」
「お前のアドバイスのおかげで
いい新メニューができそうだ。」

『お礼は
カレーがいい』
「カレー?
そんなのいくらでも
食わせてやるよ。」

「しっかし
お前と話してると
つい口が軽くなっちまう。」
「まぁ、気を張らずに話せるから
こっちはラクだよ、ありがとな。」
「さてと…今日見た
オムレツとラテアートに挑戦しねえとな。」
「今度の休み、
厨房空けとくから
ウチの店、来てくれ。」
「よろしく頼むぜ。」


力を貸してやるぜ? ルブラン1F
「よし、今日は実践だ。
お前も分かってると思うが、
何でも最初ってのが肝心なんだ。」
「味については心配ねえとして…
問題は見た目か。」
「俺はケチャップで絵を描いた
経験はゼロだからな。」
「もちろん
ラテアートも、だ。」
「………
…………」
「ところでお前…
さっきから何、
ジロジロ見てんだよ。」

『エプロンが
似合ってるな』音符1
「お前なぁ、
何言い出すかと思えば…」
「エプロンなんて、
誰がつけても
こんなモンだろ。」

『普段着との
ギャップがすごい』
「そうか?
そんなの気にした
こともなかったな。」
「で、何だ。
それって褒めてくれてんのか?」

『溢れる
色気にめまいが…』音符3
「おーおー、嬉しいこと
言ってくれるねえ。」
「こりゃ、俺もまだまだ
イケるってことかね?」
「これが、若いヤツらにはない
大人の魅力ってやつだぜ…?」

「ま、その話は
さておき…だ。」
「今日の本題は
新メニューの開発だ。」
「オムレツにラテアート…
ウチじゃオムライスだが、
まぁやることは同じだ。」
「後は実践あるのみ。
大事なのは『ハート』だ。」

『気持ちのこと?』
「もちろん、気持ちを込めるのは
重要だけどよ。」
「今、俺が言ってるのは
絵柄のことだよ。」

『絵柄のこと?』音符1
「そのとおりだ。
初心者は『ハート』からって、
本に書いてあったんだよ。」

『男気を
みせるのか?』
「男気って…
そこまで大層な話じゃねえよ。」
「オムライスとカフェラテに描く
絵柄の『ハート』のことだ。」
「初心者は『ハート』からって、
本に書いてあったんだよ。」

「早速、始めてみようぜ。」
「どうだ…?
自分でいうのも何だが、結構いい感じに
仕上がってきたんじゃねえか?」
「俺が料理にハートを描くってのも、
なんか妙な気持ちだが…」
「これなら他の絵にも
挑戦できそうだろ。」
「(名前)、今度は
お前の好きなモン、
オムライスに描いてやるよ。」

『かわいい動物』
「動物ねぇ…
猫くらいなら描けるか?」
「ほら、蓮が連れてる猫がいるだろ。
アイツなんかどうだ?」

『スキって書いて』
「おいおい、正気かよ…
俺はメイドじゃねえぞ。」
「内容はともかく、
文字を書く練習でもしとくか…」
「お前の名前でも書いてやるよ、
それで我慢しろ。」

『マスターの似顔絵』
「それ、本当に描いてほしいのか…?」
「どうしてもって言うなら
描いてみるけどよ…」
「自分の顔とか難しすぎんだろ。
無茶難題ふりやがって…」

「オムレツとセットで
ラテアートもいっとくか?」
「試食して素直な感想、
よろしく頼むぜ。」

『デザートも
よろしく』
「あいよ。」
「デザートは別腹、だろ?
今日は腹いっぱいに
なるまで食ってけ。」

『おかわりが欲しい』
「食べる前から
おかわりの予約すんのか!?」
「まあ、大丈夫ならいいけどよ…
食い過ぎて、腹壊すんじゃねえぞ?」

『カレーも食べたい』
「あいよ。
カレーも、ね。」
「今日は特別だ。
限界まで食ってけ。」

「それにしても、(名前)。
お前って面白いヤツだな。」
「ズレてるかと思えば、
妙に的を射たことを言ったり。」
「ウチに蓮が来た時もそうだったよ。
分からねぇ奴だと最初は思ってたのに、
分かり始めると、つい節介しちまう。」
「他人に深く関わるってのは
面倒くさいと思ってたんだがな。」
「最近、それも悪くないって
思うようになったんだよな。」
「それで影響でもされちまったのかね…
俺も何か、始めたくなっちまった。」
「いい大人が…
まったく、笑われちまうよな。」

『気にする
ことじゃない』音符3
「…そうだな。」
「他人の目、気にしてちゃ
できねえ事なんていっぱいある、か。」
「お前の言うとおりだ。
やりてえことに
挑戦してみるのも、悪くねえ。」

『好奇心は大切だ』音符1
「言ってくれるじゃねえか…
でも、お前の言うとおりだ。」
「やりてえこともやらずに、
老けこんでなんか、いられねえ。」

『きっと
良い変化だ』音符2
「ああ、そうだな。」
「少しくらい、やりてえことに
挑戦してみるのも、悪くねえ。」

「しかし、この年になって
あれこれやりたいことが出てくるとはな。」
「…アイツが生きてたら、
なんて言うかね。」
「お前も、挑戦したい事があるなら
言ってみろよ。」
「今度は俺が
お前を手伝ってやるからよ。」
「人が力、貸すって言ってんだ…
遠慮はいらねえ。
そうだろ?」
「あれこれ考えるのもいいが、
まずはやってみねえとな。」
「それじゃ、(名前)
これからもよろしく頼むぜ?」